うみゆり日記(新)

錦見映理子の日記です

物語の形式

語りの形式には思想が当然反映されるし、主人公らしき人が複数いるような群像劇を書くことには批評があるんだよね、などと思いながら、このところ毎日少しずつ『女同士の絆』(平林美都子編著、彩流社)を読んでいる。面白い。

「『カラー・パープル』同様、『フライド・グリーン・トマト』も、直線的時間という家父長的物語形式を壊すことで、異性愛制度の攪乱を目論んでいるのである。」(同書より)(錦見注・いずれも映画じゃなくて本のことです)

毎週日曜に締め切りがあるのだが、ゆうべは他にもいくつか重なったために徹夜になった。早朝そのままzoomヨガに出た。起きてこれから会社に行ったり在宅勤務が始まる方々と共に。目覚めを促し体のこわばりをとるようなゆっくりした動きを30分。私は体の緊張が少しとれて眠くなった。お風呂に入ろうかと思っていたがそのままベッドに入って少し眠った。

起きたら意外とすっきりしていたので、今日は久々にオフにしよう、とたまっていた事務処理などを片付けた。マイナンバーをコピーして送るとか(苦手で溜めがち)。ムーミングッズのお裾分けをする準備とか(これは楽しい)。手紙を書くとか(嫌いじゃないのになかなかできない)。

あと、映画リストをエクセル入力した。ノートに書いていたけど見にくくなってきたため。どれがどこで配信してるのか、書いておかないとわけがわからなくなる。

日本のアイドルの人権問題は深刻だなと思いながら、ゆうべは必死で仕事していた。夜、ニュースを見る。思い浮かんだ映画があり、見直してみようと思った。