うみゆり日記(新)

錦見映理子の日記です

折句

忙しい。時間がない。小説が佳境。

しかし、てちの誕生日に向けてがんばっている。名前を入れて折句を作ることを。

正直こんなに難しいとは思っていなかった。六月入ってすぐに試しにやってみたらわりと簡単に一首できたので、出来映えはともかくなんとかなるかな、と思っていたのだが。昨日もう一首作ってみよう、とトライしたらなかなかうまくいかず。

ていうか、「ひらてゆりな」って六音でしょ?五七五七七の頭に入れていくとしたら五音しか入らない訳よ。だからどれか一音をどこかに紛れ込ませて仕上げないといけないんだけど、あの、五句の頭に順番通り入れるのだけですでにすごく難しいんだけど?

「ひ」で始まらなきゃならないのが意外と難しいのだった。あと「ら」がやばい。そこまで何とかなったとしても、「ゆ」の次「り」じゃないといけないの!?えっそうすると「な」が入らないんだけど、ていうか「な」で終わるのも難しいんだけど??

だめだ、決まりを少しゆるくしよう・・・なんとなくどこかに入ってればいいよね、とやってみても、「な」がどうしても入らなかった、とか、「り」が抜けてるじゃないか、とか、どうやっても難しい。

こうなる気は薄々していたから、今までは、連作の一首ずつの頭の音を並べると「ひらてゆりな」になる、というアクロスティックしかやってなかったわけです。

折句まじ難しい。無理矢理な歌になるからやりたくなかったんだよ。

でもやる。今度こそやる。自然な歌に見えるようなのを作る。

と思って今朝起きてまたトライしてみたら、さらっと一首できた。

なんとかなるかも!?

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今日はあるものを検索していたら不快なものを読んでしまい、また怒っていた。なんで人は女の外見をいちいちああだこうだ言いたがるんだろうか。いちいち女を値踏みしてからじゃないとなんにも言えないんだろうか。いい加減にしてくれないかな。

「なんでこんな年になってまで、縁もゆかりもないどうでもいい男に、見た目だけで否定されなくちゃいけないわけ?」(錦見映理子『リトルガールズ』)