文学の世界
年がかわって初めての更新。今年も宜しくお願いしますというご挨拶から。
年末からずっと、てちのテレビや雑誌での露出が毎日のようにあり、姿をほとんど見られない日々が常態だったようなこれまでとの変化に、びっくりしている。感情が忙しいです。まもなく、出演映画である「さんかく窓の外側は夜」が公開になるので、その前夜祭に行けるのかが心配。ライブビューイングでもいいから行きたいという気持ちで現在いっぱいです。ライブビューイングもチケット取れなかったら、泣く。
さて、本題です。
出演中のNHK第一放送のらじるラボ木曜日のオープニングコーナーがリニューアルしました。希望を聞いていただき、映画を紹介するのはしばし休憩にして、短歌を一首ずつ紹介するコーナーのみに。盛りだくさんでぎゅうぎゅうだったこれまでに比べて、わりとゆっくり歌を味わえるかなと思っています。
正直、自分の予想よりずっと人々が短歌を知らないことに昨年はものすごく驚いたので・・・。想像を絶するほど。なので、少しでも知っていただけるといいなと思うのだった。
大人の事情で、現代短歌を紹介できないのが非常に残念なんですが・・・。できれば戦後から現在までの歌も紹介したいのですが・・・。
感想とともにそんな希望もお送りいただければ、もしかしてもしかしたら、そんな展開もあったりするかもしれませんので、お聞きの方はお手数ですがこちらまでメッセージを。
ところで今日は、自分がラジオに出るようになってから、よく聴くようにもなった、という話を。
特にNHKのR2をよく聞いています。友だちの歌人、藤田千鶴さんが以前日記に、ラジオで「朗読」を聞きながら家事をしていると書いていて、そんな番組があるとは!と食いついたのがきっかけ。
今は谷崎の『痴人の愛』をやっています。超好き。『細雪』とこれ、何度も読みすぎてぼろぼろになっては買い直しているくらい。
あと最近は「カルチャーラジオ 文学の世界」をよく聞いている。今は今野寿美さんが「コロナ禍と短歌」をテーマにお話中。聞き逃しもある。
私はこの前にやっていた都甲幸治さんの「文庫で味わうアメリカ短編小説」を何度も聞き逃しで聴いては、本を読みました。ほとんど持っている本しかなかったのも良くて、読んだつもりになっていたのに忘れていたりしたものもあったので、読み直すのに大変良かった。
放送に従って読んだので、ここにメモしておく。番組サイトからコピペ。
第2回 エドガー・アラン・ポー1809-1849「黒猫」
第3回 ハーマン・メルヴィル1819-1891「書記バートルビー」
第4回 マーク・トウェイン1835-1910「失敗に終わった行軍の個人史」
第5回 シャーウッド・アンダーソン1876-1941「手」
第6回 F・スコット・フィッツジェラルド1896-1940「バビロン再訪」
第7回 ウィリアム・フォークナー1897-1962「孫むすめ」
第8回 アーネスト・ヘミングウェイ1899-1961「白い象のような山並み」
第9回 トルーマン・カポーティ1924-1984「クリスマスの思い出」
第10回 レイモンド・カーヴァー1938-1988「足もとに流れる深い川」
第11回 ティム・オブライエン1946-「レイニー川にて」
第12回 イーユン・リー1972-「優しさ」(中国出身、アメリカに帰化)
第13回 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ1977-「なにかが首のまわりに」
まだ後半は聞き逃しにあるし、検索するとYouTubeに上げている人がいますので、ぜひ。超わかりやすくて面白い。